ブランソンは今回の訪問を、ロンドンを拠点とするコーヒー企業チェンジ・プリーズ(Change Please)との創業者チェマル・エゼルと共に行った。ブランソンは同社について、「客に良いコーヒー、ホームレスの人々を助ける良いコーヒー」を提供していると説明する。チェンジ・プリーズのコーヒーは現在、ヴァージン・トレインズで提供されており、今秋にはヴァージン・アトランティックのラウンジや航空機で出されるすべてのコーヒーを提供する業者となる予定だ。チェンジ・プリーズは、利益を全てホームレス問題の解決に投資しており、これまでに元ホームレスの人材を80人以上雇ってきた。
エゼルは、ホームレスの人々に希望がないわけではないと語った。「中には、働く意欲がある人、そしてホームレスになるとどうなるのかが分かっているため人一倍働く人もいる。そして、忠誠心や熱意、支援を返してくれる。志さえあれば、素晴らしい従業員になれる」
ブランソンもこれに同意し「人々を導く必要がある」と語った。自己プロモーターと称されることが多いブランソンはこの言葉とともに立ち上がり、聴衆に向かって「次の35年の幸運を祈ろう。これまでの成功を可能にしてくれた全ての人に感謝する」と述べた。