テイラー・スウィフト、新曲で「トランプ批判」が話題に

Kevin Mazur / Gettyimages

テイラー・スウィフトは8月23日にリリース予定の新アルバム「Lover」から、2枚目のシングル「You Need To Calm Down」を発表した。「頭を冷やしなさい」を意味するタイトルのこの楽曲のミュージックビデオには、レインボーの色彩の中にドナルド・トランプのツイートを連想させる「HATE」や「DAMM」といった単語が散りばめられ、スウィフトがLGBTQコミュニティを支援する意志を明確にした。

この曲で彼女は「叫び出したくなる衝動をコントロールするべきよ。だってどんなにシェイド(批判)しても、他人のセクシャリティを変えることなんて出来ないんだから」と歌う。それに続く「You need to calm down, you are being too loud(頭を冷やしなよ。うるさいわよ)」というフレーズは、まるでトランプに呼びかけているようだ。

スウィフトは「明るい日差しの下でパレードが行われているのに、あなたは暗黒時代のほうがお気に入りなの?」と、問いかける。グラミー賞を10回受賞したシンガーは、彼女が「ダーク・エイジ」と呼ぶ時代に生きる人々に痺れを切らしているようだ。

「You Need To Calm Down」は彼女の通算7作目の新アルバム「Lover」の2枚目の先行シングルになった。1枚目のパニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーとの新曲「Me!」は4月後半に発表され、ビルボードのHot 100で初週2位を記録したが、数週間に渡りトップ圏内に留まったものの、その後は圏外に消えていた。

「Me!」の成績はかなり残念なものではあったが、スウィフトが新曲の「You Need To Calm Down」で再び注目を集めることは確実だ。

編集=上田裕資

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