愛犬から学べる良きリーダーシップの秘訣5選

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豆知識をひとつ紹介すると、ミレニアル世代は他の世代よりも犬好きの比率が確実に高い。ミレニアル世代の多くは犬を飼うことが子どもを持つ上での第一歩だと考えており、ペットの35%がミレニアル世代によって飼われている。さらに、犬を飼うミレニアルはリーダーシップやキャリア開発の点で優位に立てるのだと、米国最大の犬用デイケア・ホテル・スパ施設を運営するドッグトピア(Dogtopia)のニール・ギル最高経営責任者(CEO)は語る。

ニールによると、犬の世話をすることで関係性に対する責任感が養われ、強いリーダーシップにつながるスキルが磨かれるという。では具体的に、犬を飼うことが良きリーダーとなることにどう結びつくのか? それは、以下の5つの資質を伸ばすことにつながるのだという。

・思いやり

子どもを育てるのと同様、犬を飼うにも思いやりが必要だ。犬のニーズすべてを満たす責任を果たすためには、その犬のことを本当に愛し、気にかけていなければいけない。犬の世話を通じ、相手に共感する気持ちが育つ。これは偉大なリーダーであれば誰にでも備わる資質のひとつだ。

・約束の実行

毎日餌を与えたり散歩に連れて行ったりと、犬の世話には時間と献身が必要だ。犬を常に健康に保つための努力は欠かせない。これを通じ、責任や約束を一貫して果たすことを学べる。責任や約束を果たす人は職場で歓迎され、報酬を受けられる。起業は献身的な従業員を高く評価するものだ。

・規律

犬のしつけを通じ、チームに力を与えてメンバーのパフォーマンスを最大限引き出す能力を育てられる。ポジティブなアプローチを通じて犬に行儀を良くさせるのと同じように、部下たちのやる気を起こさせる方法を考えられる。犬のしつけを通じ、強いリーダーシップに必要なレベルまで規律を高められるのだ。

・耳を傾け、理解する

飼い主の多くは、犬を人生のパートナーとして考えている。その理由のひとつは、犬が聞き上手だからだ。人々に最も愛されている犬の特性のひとつは、言葉は話せないものの、まるで自分の話を聞いてくれているように感じること。つまり、良い聞き手となれば、人に喜んでもらえるということだ。「優れたリーダーは誰でも、飼い犬から学ぶべき。人の感情やその流れをよりよく理解するため、相手の話にもっと耳を傾け、その時々の瞬間に心を向けるべきだ」とニールは言う。

編集=遠藤宗生

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