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中古品のマーケットプレイスを提供するアドプラットフォーム「ベンドラ」共同創立者ロビン・シュイル氏

こんまりブームで「放出」が急増

今ギリシャで、中古市場が急成長している。

ネットでの中古品売買を仲介・最適化するアドプラットフォーム「ベンドラ(Vendora.gr)」は、イーベイが買収した、中古品を無料で掲載できるマーケットプレイスだ。立ち上げ後1年足らずでユーザー数50万人以上、日々6万以上の広告をホストするという、ギリシャで最も高い成長率を誇るこの広告サイトは、この国にリサイクル文化を根づかせる上でリード的役割を果たした。ベンドラは何よりも、消費に責任を持ち、中古品に傾倒するというヨーロッパ人本来の特質をギリシャ人にも目覚めさせたようだ。

ベンドラ共同創立者、ロビン・シュイル氏に、ギリシャでの中古市場の成長の理由、その未来について「フォーブス・ギリシャ」がインタビューした。

━━ギリシャ経済は長期に渡って、個人消費の大きさによって特徴づけられてきました。ギリシャ危機が起きた時さえ、ギリシャ人の買い物好きに影響はあまりありませんでした。消費者にとって、質の高い中古品には、新品の洋服や家具をバーゲン価格で買うのに匹敵する魅力があると思いますか?

海外での中古市場は堅調に不動の地位を獲得していますが、この動きがギリシャにも押し寄せて来たことは確かです。

また、ギリシャにも「こんまりブーム」はもちろん来ています。そして、中古品が市場に多く放出されるようになったことには「こんまり現象」が大きく影響しています。2019年1月1日にネットフリックスでスタートしたリアリティショー『Tidying Up with Marie Kondo』(ティディングアップ・ウィズ・マリエ・コンドウ、邦題は『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』)の近藤麻理恵が、「必要ではなくなったものは手放しましょう」と勧めているからです。

そういった中古品ブームの傾向は、ここ10年間のギリシャ危機下でピークに達してきたと予想されます。いずれせよ、ギリシャ国民の中古市場に対する抵抗はかなり弱くなってきているのです。

ギリシャ国民が「中古品」に感じ取る魅力

━━ 何が人々の興味を中古市場に向かわせるのでしょう。

人々が中古品を買おうと思うようになったことの裏には、主に以下のような原因があります。

1つには、中古品を買う消費者のほとんどが、新品を購入できないからではなく、あえてその中古を、と意識的に選んでいることがあります。

環境へのポジティブな影響、つまり、「製造や輸送が減るほど地球は汚されない」といったこともありますが、何よりも中古品には個性や耐久性があるからです。信頼のおけないメーカーが作った新品より、良質な中古製品を買う方が賢い、という考え方です。

もちろん、古い家具を修理したり、オブジェに生まれ変わらせたりなどすることは、オーナーやクリエイターにとって、新たな収入源になりますよね。

構成=石井節子

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