アデルが離婚、「資産200億円」の半分は夫の取り分か

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シンガーのアデル(30)が実業家の夫、サイモン・コネッキ(45)との結婚生活に終止符を打ったことを発表した。アデルの代理人らが4月20日、明らかにした。

このニュースは驚きをもって受け止められたが、ハリウッドの関係者が注目するのは2人が「プレナップ」を結んでいなかったことだ。プレナップは「プレナプシャル・アグリーメント(prenuptial agreement)」の略で、婚前契約を意味する。

アデル
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莫大な富を持つハリウッドのセレブたちの間では、結婚前にプレナップを結び、離婚した際の財産分与についての取り決めを行うのが通例だ。離婚した人々の15%が、プレナップを結んでいなかったことを後悔するというデータもある。

映画監督のスティーブン・スピルバーグの場合は1989年、女優のエイミー・アーヴィングとの離婚調停で、ナプキンに殴り書きしたプレナップを無効とされ、アーヴィングに1億ドルを支払うことになった。

アデルとコネッキは契約を結んでおらず、2人が暮らすカリフォルニア州の法律では、夫のコネッキは結婚後のアデルの稼ぎから最大で半分を受け取れる。離婚の申し立てがカリフォルニアでなされた場合、夫妻は財産を均等に分けることになる。

ただし、アデルは既にコネッキに対し60万ドル相当の邸宅を譲渡しており、気前よく財産を分けるのかもしれない。アデルは以前のVanity Fairの取材に対し「お金は自分にとってそれほど大事なものではない」と述べていた。

アデル
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フォーブスが毎年発表する富豪ランキング「セレブリティ100」の2017年版で、アデルは18位に入り年収は6900万ドルとされていた。今回の離婚のニュースを伝えた英ピープルが引用したデータによると、アデルの保有資産は約1億8000万ドル(約200億円)とされている。

アデルとコネッキは2011年に出会い、翌年息子が誕生。2016年に結婚していた。しかし、今年に入り不仲が伝えられるようになり、2月にはアデルがロサンゼルスの自宅をサイモンに譲ったことで、破局の噂が広まっていた。

編集=上田裕資

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