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2019.03.26 06:00

違法サイト「ブロッキング」を徹底する英プレミアリーグ

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サッカーのプレミアリーグの試合を英国で違法に配信した3名の男らが、合計で17年間の刑務所生活を送ることが決まった。

首謀者とされるSteven Kingは7年4カ月間、拘置される。また、2名の共犯者のPaul RolstonとDaniel Maloneらはそれぞれ、6年4カ月と3年3カ月を刑務所で過ごすことになる。

3名はDreamboxという名を冠した違法サイトを立ち上げ、プレミアリーグの試合を不正に配信していた。彼らは10年以上に渡り、違法コンテンツを配信し500万ユーロ(約6.2億円)以上を稼いでいたという。

彼らは英国や欧州の様々な外部企業と連携し、違法配信を行っており、その中には2016年に有罪判決を受けて4年間の収監を言い渡されたTerry O’Reillyも含まれていた。

今回の判決に際し、判事は彼らの行いを許しがたいものであると述べ、違法配信に関わったパブのオーナーらの責任も重いと話した。

プレミアリーグの法務責任者のKevin Plumbは「当社の権利を侵害する企業や個人には、今後さらなる法的措置がとられることになる。今回の3名の刑期の長さは、違法配信がどれほど重大な犯罪であるかを示している」と述べた。

プレミアリーグは英国の当局に対し、違法配信サイトをブロッキングすることを求めてきた。その結果、昨年7月にはSkyやBT、Virgin Mediaなどの大手らに、違法サイトのブロッキングを義務づけることに成功していた。

またその前年にも、プレミアリーグは違法コンテンツを配信する5000のIPアドレスをブロックしていた。

プレミアリーグは先日、シンガポールにも拠点を開設し、同社が独自に開発した技術で違法配信サイトをつきとめる動きを開始した。同社は昨年、シンガポールの数社のISPに対し、違法サイトをブロッキングさせることに成功していた。

編集=上田裕資

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