起業コンサルタントのコートニー・フォスタードナヒューは「ネガティブなフィードバックを受けたとき、無視すべきか対応すべきかの判断は難しく、感情的なものにすらなり得る」と語る。特に、そのフィードバックが思いがけないものだった場合には、落胆の度合いも大きいだろう。コートニーは「まず立ち止まること。とっさに反応してはいけない」と助言している。考えるべきは次の2点だ。
・誰からのフィードバックか
そのフィードバックは誰によるものなのか。それが実質的な関係のない赤の他人であれば、上司や同僚、友人と同様の注意を払うには値しない。とはいえ、知らない人からのフィードバックを全て無視するべきだということではない。赤の他人が最高のアドバイスをくれることも時にある。消費者向け商品を展開する場合や、オーディエンスの意見を基に意思決定をするソーシャルメディアコンテンツを制作する場合はなおさらだ。
・どんな意図でフィードバックしているのか
一緒に働いている人や、自分が気にかけている人、長い時間を一緒に過ごす人からの否定的なフィードバックは、考慮に値する。自分に対する家族や友人からの苦情、パートナーや配偶者の不満、上司や同僚からの仕事上の批判は、しっかり聞くこと。こうした人々はおそらく、あなたにとっての最善を願い、進歩を手助けしたいと思っているからだ。すぐに自己擁護をするのではなく、心を開いて対話をし、相手の意見を聞いて不満や提案を書きとめよう。
上司や顧客から仕事の改善方法をアドバイスされた場合、謙虚に受け入れれば、昇進にもつながるだろう。上司からのフィードバックを実践して進歩を示し、上司の満足気な笑顔を見ることは、この上のない気持ちをもたらしてくれる。