「ブルガリについては、20年来親しくしているスタイリストさんから歴史などをレクチャーしてもらっていて、20代の頃からよく知っているんです。ただ、若すぎてその良さがあまりわからなかったんですよ。それが30代後半になって頻繁にお仕事をするようになり、実際に着けてみると、大きなスネークやコインモチーフの重厚なイメージとフィット感の違いに驚いてしまって」
そう語るのは、モデルの弥生さん。女優、小雪さんのお姉さんであり、彼女が所属する事務所の経営者でもある。
30代でブルガリの着け心地の良さを知った弥生さんは、以降、このブランドの商品を常に愛用するようになる。現在のパートナーは、再生と永遠の象徴である「セルペンティ」(蛇)だ。
「お誕生日に妹からプレゼントされたんです。ダイヤルが白でケースにダイヤモンドがあしらわれていて、ブレスレット部分はピンクゴールドとステンレスのミックス。いまは朝起きてすぐに着けるほどで、セルペンティとともに暮らしているという感じです。カジュアルなジーンズやニットなどにも合って、しかも軽い。パーティや華やかなときもダイヤモンドなど他のジュエリーを生かしますし、シルバーでもゴールドでも合うので重宝します。名品ですね」
普段はピアスもネックレスも着けず、シンプルに装う弥生さん。「一粒のダイヤモンドとか、愛した時計ひとつとか、力のある、印象的なものを自分の人生とともに身に着ける」ことがコンセプトなのだという。
そんな弥生さんが印象的だと語る時計が「ルチェア」である。とくに2018年に発売されたスケルトンモデルは、機械式時計が好きだという弥生さんの琴線に触れたようだ。