ビジネス

2019.02.04

最も多様な企業は?Forbes JAPAN WOMEN AWARD 企業部門賞発表!

女性のみならず、すべての人が活躍できるような仕組みで、目覚ましい成長を遂げた企業を、3つのテーマに分けた企業部門別と従業員数による規模別でそれぞれランキングし、表彰する。


■部門別

多様性推進賞
無意識のバイアスを減らすことで、女性だけでなく多様なバックグラウンドや価値観をもつ従業員が能力を十分に活かせる職場環境づくりを推進し、社内変革や社会に働きかけをしている企業を表彰する。

グランプリ:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G Japan)

1992年、女性社員同士のネットワークを構築。99年には「女性」から「個人」へと焦点を移し、現在ではそのダイバーシティをインクルージョン(受容と活用)すべく、階層別のトレーニングを徹底している。また、四半世紀で培った知見を集約して、300を超える企業や団体に無償で提供するなど、社会への貢献度が高い。

準グランプリ:ピジョン
特別賞:リコーリース

人材開発賞
幹部や管理職に女性を積極的に登用し、さまざまなライフイベントを超えて従業員がチャレンジを続けられる仕組みづくりや、一人ひとりの意識改革などによって人材開発に取り組む企業を表彰する。

グランプリ:DACホールディングス (DACグループ)
2009年、課題を洗い出して打開策を検討する、合宿型の女性管理職研修をスタート。その一環で北欧企業視察も3年連続で行い、男性幹部の意識変革に成功した。また、次世代の女性幹部候補育成のための研修プログラムも隔年で実施。部長以上の女性比率を09年の6%から29%へと劇的に増加させた。

準グランプリ:オリックス
特別賞:スターバックス コーヒー ジャパン

働き方改革賞
長時間労働によらない生産性の高い働き方を推進することで、多くの従業員が柔軟に働き続けられるサポート体制を築き、これまでの業界内の古い慣習や価値観の変革に挑んでいる企業を表彰する。

グランプリ:渕上ファインズ (Dress the Life)
2014年、妊娠中のタクシー出社支援、子どもの記念日休暇、病児保育費補助などユニークな制度を構築し、結婚・出産で離職していた20代女性の引き止めに成功。18年は新たに土日祝の公休付与を実施、19年春には地域限定正社員の導入決定など、それぞれのライフステージや価値観に合わせた働き方を改革中。

準グランプリ:ベイクルーズグループ
特別賞:日立ハイテクノロジーズ
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文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN 世界を変えるデザイナー39」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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