起業家たちは2018年をどのように捉え、2019年のトレンドをどのように予測しているのか。今回、Forbes JAPAN編集部は起業家に向けてアンケートを実施。2018年の事業の手応え、そして2019年の展望を伺った。
米国トップティアのVC側から連絡がくる会社に成長
──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。
2018年は、ベイエリア・シリコンバレーの会社としてスタートを切ることができた年でした。米国の顧客を中心に年間1億円以上の流通総額を達成。社員も創業者以外は、現地か英語圏の人材を採用することができました。
また弊社のエンジェル投資家であるジェイソン・カラカニス(Jason Calacanis)のサポートや、Co-Livingをはじめとする不動産分野が注目を浴びていることもあり、BessemerやCRVなどの米国トップティアのVC側から連絡がくるようになり、彼らから投資対象として見られているという手応えを感じました。
創業してから2018年までは、共同創業者の田中とずっと2人で悪戦苦闘を続けてきたことを考えると、2018年は大きな変化のあった年でした。
新たな時代の到来。マネージド・マーケットプレイスの分野に注目
──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?
プロダクトの他都市・他国展開を進めていきたいです。
また、賃貸の定額制や、1つの契約で複数の拠点の賃貸を利用できるCo-Rentingのようなコンセプトのプロダクトを生み出していきたいです。
──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?
Uber、Airbnb、Lyft、Slack、Pinterestなど、過去10年の時代を作ってきたスタートアップのIPOが2019年に予定されています。
1つの時代が終わる一方、次の時代を作るスタートアップの台頭に胸を躍らせています。
中でも、マネージド・マーケットプレイス(Managed Marketplace)の分野に注目をしています。サービスの質を完全に供給側に任せる、従来のマーケットプレイスモデルとは異なり、自らがサービスの質をコントロールしているのがマネージド・マーケットプレイスです。
WeWork、OYO Rooms、Opendoor、Sonder、またCo-livingのスタートアップなどが、その良い例でしょう。AirbnbやUberなどのシェアリング、オンデマンド型のマーケットプレイスの次のモデルと言われているのがこの分野です。
内藤 聡◎1990年山梨県生まれ。大学卒業後に渡米。サンフランシスコで、いくつかの事業に失敗後、2017年にホテル賃貸サービスのAnyplaceをローンチ。同年ウーバーの初期投資家であるジェイソン・カラカニス氏から投資を受ける。