【チェンジメーカー賞】
江澤 身和(スープストックトーキョー取締役 兼 人材開発部部長)
ピンポン/松本大洋(著)/小学館
「マンガ、『ピンポン』です。登場人物に様々なタイプの人がいるのですが、目標は全員『卓球が強くなること』。目標への向かい方がそれぞれ異なり、読む時の自分の状況によって、感情移入する人が変わるんです。
初めて読んだのは、フリーターでやりたいことが特にない頃。「目標に向かって、目の前のことをやりきる姿」に心が動きました。今でも時々、ふと手に取る本です」
【ルーキー賞】
龍崎 翔子(L&G GLOBALBUISNESS取締役/CCO)
ズッコケ3人組ハワイに行く/那須正幹(著)/ポプラ社
「小学生の頃に読んだ『ズッコケ三人組 ハワイに行く』という児童書です。主人公たちが懸賞で当てたハワイ旅行に行く回で、現地でホテルを経営している日系のおじいさんが登場するのですが、この本をきっかけに『ホテル経営者』という職業があることを知り、ホテルを志した直接のきっかけとなりました」
【編集部特別賞】
岡部 鈴(電通イースリーファイナンス部ディレクター)
私という運命について/白石 一文(著)/角川文庫
「『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞した、白石一文さんの『私という運命について』です。
人生で起こる全てのことは、単なる偶然のつながりだけではないという考え方に触れることができました。自分の運命を信じて、向き合って行動をすると、これからの人生も変わってくるものだと思います」
明日は受賞者たちの「憧れの人」を紹介。