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2018.10.31 08:30

そのテンポ、ズレてない? 職場での評価をよくする「動きの法則」

shutterstock.com

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職場で、もっとテキパキと動いてほしいと言われたり、あるいはその逆で、もっと落ち着いた態度をとってほしいと言われたりしたことはないだろうか? そんなときは、単なるスピードの速い遅いではなく、動き方そのものが、その状況に合っていなかったのかもしれない。
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そこで自分の醸し出すムードを、自在にコントロールできる「動きの法則」を紹介しよう。次の「ゆっくり」「早く」「小さく」「大きく」という4つの動きを組み合わせれば、簡単に自分の雰囲気を変えることができるのだ。

まず、落ち着いた雰囲気をつくりたいときは、体を「ゆっくり」「大きく」動かせば優雅に見える。スローテンポなクラシック音楽の指揮をする気分で動くと、イメージがしやすい。反対に、俊敏にこまめに動いているように見せるには、「早く」「小さく」動く。リスなどの小動物をイメージすれば、隙がなくすばしこい様子は理解できると思う。

また、ダイナミックな雰囲気を醸し出したいときは、「早く」「大きく」動かせば、男性らしさ、強さ、鋭さが出る。逆に、女性らしさを出すには、「ゆっくり」「小さく」動けばよい。
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この4つの動きの、いずれにも偏らないのが「普通のテンポ」の動き。これらを状況に合わせて使い分ければ、おおよそ思ったとおりに自分を演出することができる

他者を見て確認する

とはいっても、私たちは自分の動きのテンポを自ら認識するのは難しい。自分がどんなテンポで動いているのか、それを掴むにはまず、他者が日常でどう動いているかをよく観察し、確かめることが有効だ。

たとえば、ランチのとき。店には急いで食事を済ませたいお客が多いため、このときは、店の人の歩幅は小さくこまめに動いている。

一方、仕事が終わり落ち着いて食事を楽しむときには、同じ店に入っても優雅な気分になれる。こんなときは、店にも余裕があり、店の人間も歩幅を大きくゆっくりとって注文を取りに来るのを、あなたは目撃するだろう。

このように他者を鏡に自分の動きを確認し、前述の「4つの動き」を意識する。すると自分の雰囲気をコントロールできるようになり、職場で難癖をつけられることも減り、評価も上がることだろう。

連載:表現力をよくするレシピ
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文=中井信之

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