ここでは現時点で報道されている有力リーク情報をもとに、シリーズ4に到来するデザインの変化や新機能の注目ポイントを解説してみたい。
全面ディスプレイ採用、15%の大画面化
ニュースサイト「9to5Mac」のGuilherme Rambo記者はシリーズ4の製品画像を入手し公開した。それによると、今回のシリーズ4は画面が本体の端いっぱいまで広がった「エッジ・トゥ・エッジ」仕様になり、表示面積が従来よりも約15%広くなりそうだ。
8つのウィジェットが表示可能に
画面の大型化によってもたらされるメリットは、より多くの機能をウォッチフェイスに格納できるようになることだ。従来のアップルウォッチでは、時刻以外の日付や天気やアプリなどを表示する「コンプリケーション」は最大5つだった。しかし、新モデルでは8つまで増加する。これによって、気温やカレンダー、地球マークなどの新たな要素が表示可能になる。
「赤丸」クラウンの廃止
従来のアップルウォッチのLTEモデルのデジタルクラウンの上部は、全面が赤いカラーで覆われていた。しかし、最新モデルに関しては、クラウンの周囲のみが赤いリングで着色されるデザインになる。
「新たなマイク」の追加
さらに、デジタルクラウンの下に従来のモデルにはなかった小さな穴が開いていることが確認できる。これは、恐らくマイクであり、通話やSiriのボイスアシスタントを使用する際の音質をよりクリアにする目的で設置されたものと考えられる。
防水性能の向上
シリーズ4のサイドボタンは、シリーズ3に比べて突起の少ないフラットなものになることが画像から確認できる。これは、従来の物理ボタンを廃止し、「Taptic Engine」による電子フィードバック式に変更されることを示している。
電子フィードバックはボタンを押した感覚を、電子的に再現させるテクノロジーで、既にiPhone 7や8のホームボタン、MacBookのトラックパッドにも採用されている。このボタンを採用することで、シリーズ4は防水性能をさらに高めることが期待される。