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2018.09.03 08:00

ビジネスシーンのプレゼンで避けるべき7つの落とし穴

nd3000 / Shutterstock.com

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「『口があるからというだけでは講演者になれない』という古い格言がある」と語るのは、国際的な講演者で女優としても受賞歴のある、作家・映画監督のキャンディー・キャンベルだ。彼女はおまけに、看護師でもある。
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私は、3400人の会員を抱える米国講演者協会(National Speaker Association)の年次総会「インフルエンス18(Influence18)」でキャンベルを取材し、ビジネスシーンにおける良いプレゼンについて話を聞いた。

「講演者は、自分の知識よりも、それをどうプレゼンするかによって評価されていることを忘れてはならない」とキャンベル。「これは聴衆が3人でも3000人でも、全ての講演イベントに当てはまること」

プレゼンを使って顧客獲得を目指すスピーカーに対し、キャンベルが避けるように助言した7つの落とし穴は次の通り。
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1. ショットガン構造を使うこと

「ショットガン構造のプレゼンとは、アイデアを手短にまとめて弾丸のように続けざまに聞き手に浴びせること。こうすると、聞き手は反応できなくなる。このような手法を取る代わり、シンプルなポイントを挙げて明らかな疑問に答えること。スピーチを始めると、聞き手は『それがなぜ自分に関係があるのか?』と考える。そのためいくつか鍵となるポイントを選んで明確化し、その応用法を説明する。それを何度か繰り返すことだ」

2. メモを読むこと

「話し言葉は書き言葉と異なる方法で認識されるため、審査を受けた記事のように、原稿を全て厳格に書き出しておかなければならないという考えを捨てよう。メモを読めば聞き手から目をそらしてしまうため、調査や研究を含むどのような話題でも、書かれたものをそのまま読み上げれば失敗する。逆に、アイコンタクトを心掛ければ、あなたの偽りのなさや信頼性が確立できる。ポイントを友人に説明しているかのように話す練習をしよう」

3. ストーリーの数が不十分なこと

「聞き手には、あなたの言ったことを覚えておいてほしいだろう。聞き手グループがどれほど聡明だったとしても、人間が神経言語学的処理を行うためには、新たな情報は可視化しやすいように提示されなければならない。絵や写真だけでは考えを固めることができないが、ストーリーにはそれができる。

ストーリーを聞くとき、私たちはそれを心に視覚的に刻み込んでいる。これにより情報は、大脳皮質の中で記憶生成をつかさどる海馬につなげられる。研究によると、聴衆は事実を盛り込んだ典型的な講義で提示された情報よりも、ストーリーの方を90%多く記憶している」
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翻訳・編集=出田静

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