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完璧じゃない私たちだからこそ伝えられる

──コンプレックスを武器にしていこうと思ったのはなぜですか?

マナ:女の子同士って、褒めるときに嘘が入ること多いでしょ。褒める側も嘘だし、返す側も「そんなことないよ」って言いながら「お前、かわいいなんて思ってないだろ」って思っているとか(笑)。

少なくとも私はずっと上部の関係でしか「かわいい」を信じてこなかったんだよね。

でも、CHAIのみんなに出会って変わった。それこそユナは、コンプレックスの輪郭を髪で思いっきり隠してたの! 隠さないほうが絶対かわいいのに。だから、「(顔の輪郭を)見せたほうが絶対にかわいいよ。こっちは本気だから」って言い続けた。

──「絶対に嘘がない」と言い切れる信頼関係はすごいですね。

マナ:実際に、ユナを褒め続けたら本当に前よりもかわいくなって!それで4人で褒めあっているうちに、「これは素晴らしいことだ」って気づいたの。みんなどんどん前向きになるから。コンプレックスを抱えている4人が嘘偽りなく良いと思ったところを褒めあって、前を向く。

正直、すごくかわいい顔じゃ伝わらないの。共感が伝わらない。コンプレックスを抱えている私たちだからこそ、伝えられるものがある。完璧じゃない私たちだからこそできることだと思ったの。

──コンプレックスを武器にするうえで、日頃から心がけているのはどのようなことですか?

ユウキ:鏡に向かって「私はできる」「私はかわいい」って毎日言う。鏡に言うとそれが自分に返ってきて、自分を認められるから。それを続けるだけでも強くなれる。鏡がないと、自分と向き合うなんて難しくてできない!

──多くのネガティブな感情を、考え抜いて削ぎ落としてとてもシンプルな形にしているんですね。

ユウキ:いやいや、超ネガティブ出身だから! あらゆる不安を経験済みだから! むしろ今でも、毎日別の悩みができるもん。

マナ:毎朝悩むよね。でもそれはそのままで人間っぽくていいし、それを認めたほうが強いと思うから。でも気にしいだね、今でも。決してコンプレックスを気にしてないわけじゃなく、存在を認めたうえでポジティブに捉えているだけだから。ネガティブなことを思っていてもそれを口に出さないで、ポジティブなことだけ言い聞かせるだけでも、ぜんぜん違うよ!

文=鈴木 梢 写真=小田 駿一 プロップスタイリング=青木 静花(TRON)

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