アップルは2015年にiPad ProとiPadの入力デバイスとして、スタイラスペン「Apple Pencil」を発売していたが、今年の第2世代のiPhone Xと新モデルのPhone X Plusを、Apple Pencil対応にするという。液晶ディスプレイ搭載の安価な6.1インチ端末は、残念ながら対象外という。
スティーブ・ジョブズは今から11年前に、「スタイラスペンなんて誰が欲しがるんだ?」と発言していたが、スマホの画面の大型化が進むなかで、アップルはついに方向転換を果たすのかもしれない。
実際のところ、アートやデザイン分野でApple Pencilは便利なツールとして知られており、今回の決定は多くのユーザーに歓迎されるだろう。興味深いことに、EDNが今回のニュースを掲載した数日前に、台湾の調査会社「TrendForce」も同様の噂を報じていた。
ティム・クックも以前に、Apple Pencil対応を進めていると述べており、昨年は次のように発言していた。「Apple PencilをiPadで体験した人なら気づいたと思うが、これは本当に素晴らしいデバイスだ」
新型iPhoneがApple Pencil対応になるのはほぼ確定事項といえる。アップルは今年の新モデル3機種で、iPhoneに新たな活気をもたらそうとしている。Phone X PlusがデュアルSIM対応になる(中国限定との説もある)との噂も、かなり気になるところだ。
アップルは今年の3機種を前年度よりも低い価格帯でリリースすると伝えられている。しかし、単に値下げを行なうだけではなく、長年登場が待ち望まれていた新機能の実装に踏み切るのだ。iPhone のApple Pencil対応には大いに期待したい。