ビジネス

2018.08.19

エンタメと地方の組み合わせは何を生み出すのか?

(左)吉本興業共同代表取締役社長CEO 大﨑 洋(右)下川町長 谷 一之


3回目の開催となる今年8月の「みんわらウィーク」では、SDGsの17のゴールから自分の目標を選びながら、芸人やアスリートと一般の方が一緒になって、合計10kmを歩く「SDGsウォーク」を行った。このイベント、本当は去年開催予定だったのだが、想像していたよりも大規模なイベントとなり、今年に繰り越されたのだ。つまり、2年越しの想いがつまった「SDGsウォーク」なのだ。

吉本興業×下川町の展望

経験を積み重ねていくうちに、吉本興業には現在、大企業や大学などの教育機関、全国各地の地方自治体から「一緒に何か取り組めないか」と連絡が絶えない。「5月以降だけでも30件近い問い合わせをいただいています」という。そして、吉本興業の取り組みは国からも評価され、下川町と同じタイミングで「ジャパンSDGsアワード 特別賞」に輝いた。

各々でSDGsに関する取り組みを行ってきた吉本興業と北海道下川町。互いの功績を評価し合い、今後は提携してSDGs達成に向けたパートナーシップのモデルケースを作り、地域活性化を目指そうとしている。

吉本興業と北海道下川町の挑戦はまだ始まったばかり。エンタメと地方の組み合わせはいったい何を生み出すのだろうか?

羽根田には国連からの要請により、8月下旬、ニューヨークの国連本部でプレゼンすることが決まった。彼ら彼女たちの取り組みが、少子高齢化や地方の過疎化が今後さらに進む日本の突破口になるような気がした。

文=工藤真由

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