他社があなたを引き抜こうとしている場合、こうした疑問は理解できるものだ。しかし、人材が不足しているとはいえ、企業はどんな人でも採用するものと思って手を抜いてはいけない。
もちろん、あなたに連絡してくる会社は、あなたの昔の同僚から良いうわさを聞いたのかもしれないし、リンクトインのプロフィールからあなたを見つけ出したのかもしれない。さらに、あなたの履歴書と経験から、既に候補者としてとても気に入っているのかもしれない。それでも企業は、あなたの真価を確かめたがっている。
転職エージェントや採用責任者から仕事の機会を紹介された場合でも、自分をアピールする価値はある。採用責任者が新たな従業員候補に求めている8つの価値は次の通りだ。
1. 忠実さ
転職の機会に興味を示しているくせに、自分は雇用主に忠実だと主張することは、少し偽善的に思えるかもしれない。カバーレターや電話面接では、今の会社に忠誠心があることを伝えても問題ない。相手には、今の会社を辞めたくはないが、自分は良い機会をはねつけたりはしないと決めていると伝えよう。
2. 自分だけができる貢献
仕事で、自分だけが達成できたことを思い出してみよう。職務内容の説明にあること以外にも、ほとんどの人が提供できない価値を提供できるかもしれない。紹介された仕事には一般的に含まれない要素であっても、独自の人脈や特別なスキル、仕事の経験など、会社の利益になるかもしれない点があれば相手に伝えること。
3. 成長志向
これは、転職を目指す会社と連絡を取る際、真っ先に考えることではないかもしれない。だが、リーダーは企業の未来に焦点を当てており、社内で成長を望む人を求めている。あなたの個人的な成長(何年以内にいくら稼げるようになりたいなど)ではなく、会社の成長に貢献するような成長に焦点を当てて伝えるようにしよう。
4. 自発性
自分が自発的な人間だと言うことは簡単だが、転職希望先の企業に自発性を示せれば、大きな違いを生む。会社のため、採用前にできることがないか考えよう。たとえば、あなたがソーシャルメディア関連の仕事をしている場合、ブログへの投稿を書いてみたり、営業部門で働いている場合は、企業の役に立つ商品・サービスの紹介文を作成したりする。こうした努力には、報酬が支払われないかもしれないが、雇用主の関心はつかめるはずだ。