ビジネス

2018.04.17

米有力VCが注目する「未来の」食品・農業会社4選

GVのゼネラルパートナー、アンディ・ウィーラー(Photo by Paul Marotta/Getty Images for TechCrunch)


3. ソイレント

「アンチ・フード」と指摘されることもあるソイレントは、飲料ベースの便利な代替食が今後、より多くの人たちに選ばれるようになる可能性があると考えている。ウィーラーはソイレントの人気の高まりを、便利さを重視する消費者動向からの自然な流れと捉えている。ここ数年に見られる食料品のデリバリーやミールキットの需要の増加に、そうしたトレンドを見て取ることができる。

ただ、ソイレントについてウィーラーが最も魅了に感じたのは、同社のオンライン販売の成長ぶりだった。消費者は味が分からない商品のオンライン購入に抵抗を持つとされてきたが、同社は自社ウェブサイトのみを通じた12パック入りケースの販売で、大幅な成長を実現した。口コミの力に興味をそそられたというウィーラーは、ソイレントのシリーズBラウンドでリードインベスターとなった。同社はこのラウンドで、5000万ドルを調達している。

4. ファーマーズ・ビジネス・ネットワーク

ファーマーズ・ビジネス・ネットワークは2017年の3月、GVとDBLパートナーが主導したラウンドで4000万ドルを調達した。同社は生産者に関する非特定化したデータを収集。大規模なアグリビジネスが抱える情報の非対称性の問題に対応している。

編集=木内涼子

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