毎年秋に開催されるユニバーサル・スタジオのハロウィーン・ホラー・ナイトは、夕方以降にパーク全体がホラー仕様になる期間限定のイベント。有名なホラー映画やドラマをモチーフにしたアトラクションが話題を呼んでおり、2017年は映画「シャイニング」や「インシディアス」、ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のお化け屋敷や巨大迷路が登場した。
「ストレンジャー・シングス」は、インディアナ州の架空の小さな町ホーキンスを舞台に、超自然現象に巻き込まれる少年少女とその家族を描いたSF作品。ユニバーサル・スタジオによると、迷路は劇中で“裏側の世界”(Upside Down)と呼ばれるパラレルワールドを再現したものになるという。
来場者は、米国エネルギー省が管轄するホーキンス国立研究所や、電飾がきらめくバイヤーズ家、胞子が舞う不気味な森などで、怪物デモゴルゴンの不意打ちに怯えながら、シーズン1の印象的なシーンや主要キャラクターに出会うことができる。
ドラマの世界観を最大限に生かすべく、迷路には番組クリエイターのマット&ロス・ダファー兄弟(The Duffer Brothers)と製作総指揮のショーン・レヴィも密接に関わる。なお、同アトラクションはユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、ユニバーサル・スタジオ・フロリダ、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールの3カ所で展開される予定だ。
Netflixにてシーズン2まで配信中の「ストレンジャー・シングス」は、イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンをはじめとする子役たちを一躍ブレイクさせたことでも知られる。エピソードあたりの製作費は、シーズン1では推定600万ドル(約6.4億円)だったが、シーズン2では800万ドル(約8.6億円)に上昇した。現在、シーズン3の製作が進んでいる。Netflixは190以上の国で約1億1700万人の会員を持つ動画配信サービス。