金融大手クレディ・スイス・グループの調査部門クレディ・スイス・リサーチ・インスティテュートが発表した「2017年度グローバル・ウェルス・レポート」によると、昨年は株式市場の伸びと非金融資産の成長もあって、世界の富がここ数年に比べて加速度的に伸びている。
2017年半ばまでの12カ月間で、世界の資産総額は16.7 兆ドル増えて280兆ドルに到達。伸び率は12年以降で最高の6.4%となった。
成人1人当たり保有資産の中央値では、スイス、オーストラリア、ベルギーが上位を占めた。富の不均衡が平均よりも低い日本は7位。調査では日本の長期的な富の成長は低調だとするものの、ミリオネアの数は今後5年間で42%増加すると予測。22年には380万人に到達すると予想している。