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As Mobile Economist at TUNE, I forecast and analyze trends affecting the mobile ecosystem.

Jonathan Weiss / Shutterstock.com

アマゾンがアレクサ部門だけで、新規に1147名を採用しようとしていることが「Citi Research」のレポートで明らかになった。この数字はグーグルやYouTube、ウェイモなどの、アルファベット傘下の企業のプロダクト及び技術職の求人件数の合計を超えている。

「アルファベットでは現在の社員数に対する新規求人件数の割合が3%で、調査対象の企業の中では最も低い部類に入る」とCitiのアナリストのMark MayとCaleb Siegelは述べている。

ここから浮かぶのは、アマゾンがこのままアレクサ部門やAI分野の人材を急激に増やし続けた場合、グーグルの優位性が脅かされるのではないかという懸念だ。アマゾンはスマートスピーカー分野で先行し、米国では市場の70%を握っている。

出遅れたグーグルも追い上げてはいるものの、スマートスピーカー市場でのアマゾンのリードは大きい。しかも、アマゾンが求人に力を入れているのはアレクサ部門だけではない。

「アマゾンの他の部門の求人を見てみると、デバイス(743人)、広告(547人)、サードパーティーの出品者対象のサービス(401人)となっていた」とCitiは述べている。

アマゾンがこれらの部門の求人を増やしている理由の1つは、従来はあまり多くを雇用していない部門だったことがあげられる。一方で、グーグルに先行したスマートアシスタント分野では、他の競合企業からも優秀な人材を集めやすいメリットもある。

アルファベットのようなテクノロジー企業の多くは、開発段階でエンジニアを多く採用し、マーケティングやビジネス関連の人材はその後に採用する傾向がある。しかし、アマゾンはエンジニアから広告部門まで、多様な人材を一気に獲得する動きに出ている。

Citiの今回のレポートはテクノロジー業界の今後の動向を探るうえで、非常に興味深いものといえそうだ。

編集=上田裕資

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