米ブルームバーグが 英銀HSBCの調査結果として報じたところによると、ムンバイで働く外国人駐在員と労働者の2017年の平均年収は、21万7165ドル(約2320万円)だった。世界全体で見た平均年収は9万9903ドルであることから、ムンバイではその2倍以上の収入を得られるということになる。同地で勤務する外国人はインド国外の雇用主から派遣されている場合が多いため、給与水準が高くなるという。
平均年収で2位の都市は、サンフランシスコ(平均20万7200ドル)、続く3位はチューリヒだった(同20万6900ドル)。アジア地域の都市では、インドのほか上海、ジャカルタ、香港の3都市が上位に入っている。
ただ、アジアの都市は平均年収のランキングで上位に入る一方、外国人労働者にとっての雇用機会が特別に多いわけではないようだ。
HSBCによれば、雇用機会が多い世界の都市のトップ5は、サンフランシスコ、ロンドン、ニューヨーク、ダブリン、バーミンガムだった。
以下、外国人労働者の2017年の平均年収が高額だった都市を紹介する(単位:米ドル)。
1. ムンバイ/インド:21万7200ドル
2. サンフランシスコ/米国:20万7200ドル
3. チューリヒ/スイス:20万6900ドル
4. 上海/中国:20万2200ドル
5. ジュネーブ/スイス:18万4900ドル
6. ニューヨーク/米国:18万2200ドル
7. ロサンゼルス/米国:16万1100ドル
8. ジャカルタ/インドネシア:15万2600ドル
9. 香港/中国:14万8400ドル
10. パリ/フランス:13万9600ドル
世界平均:9万9900ドル
調査では、母国以外に居住し勤務する18歳以上を対象とした。対象者は159の国・地域で働く2万7587人。HSBCの委託により、調査会社ユーガブが調査を行った。