キックスターターで公開されたケビンの説明書きには「留守中の室内で明かりを点滅させたり、音を出したりして、室内に人が居ることを偽装する史上初のIoTデバイス」と記載されている。
ケビンは専用アプリを用いて外出先からも操作可能で、掃除機の音や、家族みんなでTVを観ている音、赤ちゃんの鳴き声などを再生できる。また、サウンドだけでなく内蔵のプロジェクターで壁に光を投影して、いかにも誰かが家に居るかのように偽装できる。
ケビンはアプリからの操作なしでも自動的にノイズを発生させることも可能だ。基本的な機能はネットの接続なしで利用でき、デバイスのボタンからの操作も可能だ。
スマートホームに特化したサイト「The Ambient」はケビンを高く評価し「小型なサイズ(幅が約20センチで高さが約10センチ)ながら十分な音量を持ち、放出する光のパワーも十分だ」と述べた。
現状ではアレクサやグーグルアシスタントとの連携機能はないようだが、今後のアップデートで室内のスマート照明システムとの連携を期待したい。
キックスターターでケビンの初期モデルは1台、約235ドル(約2万6000円)の支援金で申し込みが可能になっている。発送は12月予定とのことなので、しばらく待つ必要がある。Mitipiはこのデバイスのファンディングゴール(調達支援金の最低ライン)を約5万4000ドルとしているが、開始から数日で既に1万ドル近い支援金が集まった。
スイスのスタートアップ「Mitipi」のケビン