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2018.01.03

編集部が選ぶ日本のスタートアップ有望株50選

クラスター社の誰でも手軽にバーチャルルームを作れるサービス「cluster.」


アラヤ
人工知能技術を用いた脳画像解析をはじめ、神経科学・統計学・機械学習・情報科学を駆使し「次世代の人工知能創造」を行う。

創業者:金井良太
創業年:2013.12
資金調達:グローバル・ブレイン

人工知能(AI)の先にある「人工意識」の開発、実用化を行う。ディープラーニングなどの機械学習アルゴリズムを駆使し、予測モデルの構築やビッグデータ解析で、人間の意識を科学的に解明することを目指している。意識の計算原理を用いたAI開発で、医療、自動運転、ロボティクス、物流といった幅広い分野でのパラダイムシフトを起こす。そのため、2023年までに、猫や犬といった動物並みの知能をもつAI開発に挑む。

トリプルダブリュージャパン
超音波での膀胱のセンシングによる排泄予知ウェアラブルデバイス「DFree」を開発。全国200以上の介護施設ですでに導入済み。

創業者:中西敦士
創業年:2015.2
資金調達:日本政策金融公庫、ニッセイ・キャピタルなどから約15億円


排泄予知ウェアラブルデバイス「DFree」

クラスター
誰でも手軽にバーチャルルームを作れるサービス「cluster.」を開発・運営。イベントでの利用など、用途はさまざま。

創業者:加藤直人
創業年:2015.7
資金調達:エイベックス・ベンチャーズ、ユナイテッドなどから約2.6億円

L Pixel
東大発、ライフサイエンス領域に特化した画像解析ソフトウェアを開発。細胞画像をAIで解析するサービスを提供。

創業者:島原佑基
創業年:2014.3
資金調達:ジャフコ、Mistletoe、東レエンジニアリングなどから約7億円

キュア・アップ
医師の現場利用を目指す治療アプリを開発。ニコチン依存治療アプリ「CureApp禁煙」はすでに治験を開始している。

創業者:佐竹晃太、鈴木晋
創業年:2014.7
資金調達:Beyond Next Ventures、慶應イノベーション・イニシアティブなどから約3.8億円

RESVO
免疫障害を原因とする統合失調症、自閉症の判別を行う血液診断キットの開発。検査薬で特許を取得。

創業者:小林宣文、大西新
創業年:2015.1
資金調達:リアルテックファンド、ウィルグループインキュベートファンドなど

全人口の1%が発症する可能性がある、精神・神経系の疾患である統合失調症や自閉症。発症の原因が多様で、明確な検査方法や根本的な治療方法が確立されていない。なかでも早期発見・治療による適切な処置により重症化を防げる研究結果もある、免疫障害性の同疾患の血液バイオマーカーを発見し、血液検査キットの実用化を目指す。その結果、各人の症状に合わせたケアを可能にし、患者やその家族のQOL向上をもたらす。

ナイルワークス
農業×ドローン。作物からわずか30cmの距離から農薬の散布や生育の診断が可能な自動飛行ドローンを提供。

創業者:柳下洋
創業年:2015.1
資金調達:産業革新機構、住友化学、クミアイ化学工業などから約8億円

ASCL
高性能・高品質のドローンの機体開発からソリューションまでを自社開発・販売を行う国産ドローンメーカー。

創業者:野波健蔵
創業年:2013.11
資金調達:東京大学エッジキャピタル、楽天などから約7.2億円

機体に取り付けたカメラが「目」の SAR衛星の打ち上げを計画中。役割を果たし、飛行位置や障害物の距離をGPU(画像処理半導体)で高速演算しながら自律飛行するドローンを開発。20年前から完全自律型ドローンの研究開発を行ってきた国内第一人者の千葉大学・野波健蔵がCEOを務める、独自の飛行制御技術に特徴がある。楽天の配送サービス「そら楽」で使われる物流用の機体、空撮・点検など幅広い機体を開発してきた。
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文=フォーブス ジャパン編集部

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