「これから何をするのか?」という疑問が、周囲からも自分自身からも向けられた。「検察官」ボックスへのチェックを再開して最初の職に戻るか、「企業役員」のボックスにチェックを続けるべく新たな会社を見つけるか──。
どちらかを選ぶべき妥当な理由はある。これが、期待の機能する仕組みだ。期待はつまるところ、善意と妥当な理由に基づいていることが多い。しかし、それに従わなくても良い。マークルのように期待に対処し、クリスのように逆境に対峙(たいじ)し、ダスティンのように自分の望むキャリアパスを描くことは、誰にでもできる。
私は自分の目標を理解している。キャリアを描くための鉛筆を手に取り、人生計画の余白に空いている部分を見つけて、自分だけのボックスを描くのだ。