20歳のときに知っておきたかった10のこと

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最近30歳の誕生日を迎えた私は、20代を振り返ってこれまでに学んだ教訓を思い返し、今後10年に思いをはせてみた。

年齢を重ねるにつれ学ぶことが一つあるとすれば、それは自分がしていることを完全に理解している人などいない、ということだ。未知のものにどう対処するか、そして何度失敗しても立ち上がることが、人生では大事だ。

それでも、20歳のときにこれを知っておけば、時間や金が節約でき、大きな苦労も避けられたのにと思うことは多い。私が20歳の自分のために、今から知っておくべきことのリストを書くとしたら、次の10項目を挙げるだろう。読者の皆さんが私の失敗から学んでくれることを願っている。

1. 他人の基準を目標としない

社会は一般的に(特に女性に対して)満たすべき、あるいは適合すべき多くの指標を設けるが、あなたは他者の理想に合わせて生きる必要はないし、それに負い目を感じる必要もない。クリエーティブな分野にリスク承知で参入する、子どもは持たない、結婚はしない、周りには理解されないが好きなことを仕事にする、などという決断は、あくまであなたの人生についてのものだ。

想像できないほど達成困難な選択やリスクもあるが、それを本当に望むのであれば、そのための努力は価値あるものだし、疑っていた周りの人もあなたの成功を見ればすぐ協力してくれるだろう。

2. 大事なのは根性

「良い働き」に勝る裏技や近道はない。あなたよりもコネが多い人は必ず存在する。コネがあれば仕事に就けるかもしれないが、キャリアは手に入らない。大きな成功を収める人は、周囲の全員がやめても諦めず、厳しい状況にも耐えて結果を出す。才能だけでは、ある程度までしか進めない。望む人生を実現するには努力が必要だ。

3. 言い訳しない

「〇〇のせいで締め切りに間に合わなかった」「疲れていたからジムに行けなかった」など、何であれ言い訳を作ることはできる。言い訳は、苦しい状況を地道に切り抜けるのではなく「諦める」という最悪の本能を呼び起こす。成功を収める人は、諦めることを断固として拒否するものだ。

4. 今すぐ貯金する

自分には時間が有り余るほどあり、責任が増す前に(今後責任が減ることは決してない)人生を満喫することが必要だと感じているかもしれないが、今から全給与の10%を貯金しておかなければ、退職後の生活が立ち行かなくなるし、緊急時には多額の借金が必要になる。

この助言は、耳を貸す人が非常に少ないために何度も繰り返し語られている。将来何が起きるか分からないし、55歳にしてその日暮らしはしたくないはずだ。家計が苦しい時でも、給料の10%は自動的に貯金へ回すようにしよう。
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編集=遠藤宗生

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