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2017.09.29 10:30

賢い投資家は実践!「第4次産業革命」の波に乗る方法

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イノベーションの恩恵に、投資家として向き合う──。資産運用のプロフェッショナルである三菱UFJ国際投信の村田淳生執行役員に聞く、第4次産業革命がもたらした新たな投資機会とは。

イノベーションがもたらした価値

18世紀の第1次産業革命以降、イノベーションによって産業は飛躍的に発展してきた。蒸気機関、電気、コンピューター、そして現在では、テクノロジーの急速な進化を原動力とした第4次産業革命が到来している。

そんなイノベーションの変遷を俯瞰してみると、「産業革命とは文字通り、産業や社会構造が変化すること」ととらえがちだ。しかし三菱UFJ国際投信の村田淳生執行役員の第4次産業革命の見方は少し異なる。

「第3次産業革命までは、イノベーションをベースとした“生産性向上”が恩恵でしたが、今回はその枠を超え、イノベーションが広く“新たな価値”をもたらしている」と言うのだ。

「近年、テクノロジーがインフラとして社会に深く浸透し、人々の“生活”を支える身近な存在となりました。オンラインによる小売りや決済、旅行予約。スマートフォンにはAIが搭載され、画像はクラウドに保存することが当たり前。このように、イノベーションは特定の枠にとどまらず、私たちの生活をあらゆる側面から豊かにしています。そんな数々のイノベーションは、実は資産運用の観点からも魅力があると考えています。生活のなかで利便性を享受しながら投資効果を中長期的に期待できる、という“二面性”が、今回醸成された新たな価値と言えるのかもしれません」

確かにIoTやAI、クラウドといった情報分野の成長は著しい。IoTの市場規模は、世界全体で2020年までに14年比2.6倍の約190兆円。AIにいたっては25年までに15年比31倍の約320兆円の需要が見込まれている。そしてそれらを投資対象として見たとき、魅力となるのが株価の上昇期待。例えばアマゾン・ドット・コムとセールスフォース・ドットコムは、過去5年間でそれぞれ295%、163%と、世界株式の49%をはるかに上回るリターンを実現しているのだ(2017年8月末時点)。情報技術セクターの足元の決算はおおむね良好で、利益成長が株価上昇の裏付けとなってきた。この点、過去のITバブルとは様相を異にすると考えられる。

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技術革新によって世界を変革したヴィジョナリー・リーダーたちの企業の株価の推移を見ると、私たちの生活を豊かにするイノベーションは、資産運用の観点からも中・長期的に投資効果が期待できる企業価値となっていることがわかる。

だが、懸念もある。革新的なテクノロジー企業は、株価が上がるときは爆発的ともいえるが、いったん競争優位性を失ってしまうと下がるのも早い。その「見極め」が難しい。

実は、これには歴史的な例がある。消費者向けテクノロジー製品では、1995年ごろからデルの株価が上昇し、その後急落。それと入れ替わるようにモトローラ、ブラックベリー、アップルなど、主役が次々と交代してきた。

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PC、携帯電話、モバイル・メッセンジャー、スマートフォン、タブレットと、テクノロジーの一般消費者への普及とともに、マーケットのリーダー企業の株価は爆発的に上昇。しかし、反面、競争優位性を失うと下落も早い。

技術革新のトレンドを見極める

これらからわかる通り、ある時点の特定分野への投資活動は、大きな成果を生み出す可能性がある一方で、長続きしない可能性もはらんでいる。そこで、今後、長期的なスパンで起きるテクノロジーの革新トレンドに幅広く投資することに着目したのが、三菱UFJ国際投信のファンド「グローバル・スマート・イノベーション・オープン(年2回決算型)(以下、iシフト)」だ。

「iシフト」の運用実績は設定来1年8カ月で32.2%と良好である(2017年8月末時点、課税前分配金再投資換算基準価額)。設定後に発生した16年1月のチャイナ・ショックの影響は受けたものの、その後は世界株式を上回るパフォーマンスとなっている。

そんな好成績には理由がある。運用委託先のティー・ロウ・プライス・アソシエイツ・インクの運用チームがテクノロジーに精通しているほか、ベンチャーキャピタルとも歴史的につながりが強く、アマゾン・ドット・コムの創業者であるジェフ・ベゾスなどの著名CEOと直接ミーティングができる強みがあるのだ。さらに上場前のスタートアップ企業についてもリサーチを重ねており、長期の勝ち組を「見極める」確かな目を持っている。
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出所:三菱UFJ国際投信作成
新しい技術革新が次々と生まれるテクノロジー業界では、マーケットリーダー企業の入れ替わりも激しい。iシフトでは、技術や分野を絞ることなく、"イノベーション"に注目し厳選投資する。


村田は、情報技術セクターの強さをこう説明した。

「昨今のテクノロジー企業の多くは、破壊的イノベーションを起こし、新たな需要を創造してきました。世界経済の成長が緩慢ないま、こうした自力成長を実現すると期待される企業に投資家が惹きつけられているのです」

17年は情報技術セクターが世界株式を10%以上も上回り、一人勝ちの状態となっている(2017年8月末時点)。実生活でテクノロジーの利便性を感じながら、投資の面でもイノベーションを起こす企業のダイナミックなリターンを期待する。そんな投資スタイルを可能にしたファンドこそが、「iシフト」なのかもしれない。

▷iシフトの詳しい情報はこちら
▷三菱UFJ国際投信のホームページはこちら

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村田淳生(むらた・あつお)◎三菱UFJ国際投信株式会社執行役員。大学卒業後、旧国際投信委託入社。株式運用部長、商品企画部長、マーケティング第一部長などを経て2012年旧国際投信投資顧問執行役員。15年より現職。


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Promoted by 三菱UFJ国際投信 文=北島英之 写真=後藤秀二 編集=高城昭夫

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