米グーグルは昨年の1位の座から転落し、今年は3位となった。RIによると、サンダー・ピチャイCEOは、トランプ大統領による反イスラム教徒的な発言などの問題についての自身の見解を進んで公言してきた。
グーグルがわずかに順位を落とした背景には、CSRに関する世間一般の期待値が高くなっていることがある。「人々が企業に下す評価は、概してかなり厳しくなってきている。人々の知識が増え、教育度も上がっていることが背景にある」とハーングリフィスは言う。
トップ10入りしなかった企業
アップル、サムスン、フォルクスワーゲン(VW)は、今年トップ10入りしなかった。アップルとサムスンのRepTrakスコアはともに5.3ポイント落ち、順位は49位と89位となった。フォルクスワーゲンはのスコアは8.2ポイント落ち、順位は100位となった。
アップルは昨年、捜査当局によるiPhoneロック解除要請を拒否しており、その秘密主義により評価を落とした可能性が高い。サムスンの評価には、ギャラクシーノート7発火問題や李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の贈賄疑惑が影響。VWは2015年に発覚した排ガス試験不正問題によりイメージが悪化したままとなっている。