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2017.08.31

フランチャコルタについて知っておくべき3つのキーワード

フランチャコルタの「泡」は、女性でもとても飲みやすい。

イタリア北部で造られる高級スパークリングワインである「フランチャコルタ」。近年の進境著しいこのワインについて、知っておくべき3つのキーワードから解説。

イタリア北部のフランチャコルタ地域は、16世紀より高級ワインの生産がさかんに行われていた地。そこで生み出されるワインはいまや確立されたブランドとなり、高級スパークリングワインの「フランチャコルタ」として広く知られている。

特徴は、生産者たちの徹底した品質へのこだわり。高貴なぶどう品種を使い、手積みで収穫を行い、自然な瓶内二次発酵(後述)という伝統的な製法を守り続けている。暖かく水はけの良い土壌で育つぶどうは完熟度が高く、ぶどう本来の果実味と酸のバランスが良いことが特徴。ドザージュが少ないので繊細な味わいの和食にもよく合うことでも知られている。

近年の業績向上はめざましく、2016年度の販売本数は1740万本(前年は1650万本)。輸出されているフランチャコルタのうち22%が日本に輸出されており、われわれがレストランでお目にかかる機会も日に日に増えている。

そんなフランチャコルタを語るうえで欠かせない3つのキーワードとともに、このワインを理解しておけば、レストランで出会うフランチャコルタをより深く楽しめる。

キーワード1:「DOC」と「DOCG」

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DOCとは、「統制原産地呼称」のこと。特定の地域の環境や風土に由来する優れた特性を有することを示すもので、フランスではAOCと呼ばれる。一方、DOCGとは「統制保証原産地呼称」のことで、DOCよりもさらに厳しい基準によるイタリアワインの格付けを示す。つまりDOCGとは最高品質のお墨付きでもある。フランチャコルタは、1967年にイタリア共和国大統領令によりDOCの認定を受け、1995年には瓶内二次発酵方式のみで造られるワインとしてはじめてDOCGの認定を受けた。

キーワード2:「3つの意味」

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DOCGの認定を受けたということは、フランチャコルタの生産方式が公式に認められた証。それにより、ラベルには「フランチャコルタ」の原産地呼称のみが表記されるようになった。DOCG認定を受けたことで、①地域、②瓶内二次発酵による製法、③ワイン名の3つを同時に「フランチャコルタ」という名称のみで表現することができるようになったのだ。ヨーロッパ中でこの特権を持つのは10の原産地呼称のみ。そのうち瓶内二次発酵で造られるものは他にはフランスのシャンパーニュとスペインのカヴァのみである。

キーワード3:「瓶内二次発酵」

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収穫したぶどうを最小限の圧力で圧搾し、ベースワインを作る。その後、ベースワインをブランドしたキュヴェに糖分と酵母を加えてボトリングして二次発酵を行う。そしてセラー内で水平に積み重ねられたボトルの中でゆっくりと二次発酵が完了し、さらに数ヶ月を経て酵母も自己分解。香りの複雑さが増し、フランチャコルタ特有の官能特性となるのである。ちなみに熟成期間は収穫年度表示なしの「フランチャコルタ・ノン・ミッレジマート」で最低18ヶ月。最上級グレードの「フランチャコルタ・リゼルヴァ・サテン」で最低60ヶ月。長い年月をかけて、フランチャコルタの芳醇なワインができるというわけだ。

以上3つが、フランチャコルタを語る上で必要不可欠のキーワードとなる。レストラン等でフランチャコルタのワインを見かけたら、その奥深さをぜひ一度お試しいただきたい。

公式サイト:http://www.franciacorta.net/ja/

Promoted by フランチャコルタ協会日本事務局 文=青山鼓 写真=佐田美津也 編集=フォーブスジャパン編集部

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