本のモチーフにもなった2006年創業の前の会社「ナスティ・ギャル」の破産申請から1年を待たず、出資者を集めたことになる。
33歳のアモルーソは今年3月、若い女性を対象としたイベント「ガールボス・ラリー」の開催をもってガールボス・メディアを始動。SNS世代に人気のミレニアルピンク(薄ピンク色)を基調としたロサンゼルスの会場では、グロシエ創業者のエミリー・ワイスをはじめとする女性起業家や女性クリエイターがキャリアについて講演し、世界15カ国から集まった参加者500人が交流を楽しんだ。アモルーソは今後、少なくとも年に2回のガールボス・ラリーを計画しており、今年秋に第2回をニューヨークで開催する予定だ。
その他のガールボス・メディアの事業には、ウェブサイトやニュースレター、ポッドキャストの制作などが含まれる。ウェブサイト「Girlboss.com」では、「あなたが(そう、あなたが)ファイナンシャル・プランナーを雇うべき理由」「仕事のメールに絵文字を使う時に注意すべきこと」といった記事が、美容やフィットネスに関する記事の隣に並ぶ。一方、ポッドキャスト「ガールボス・ラジオ」は2015年にアモルーソが始めた番組をリニューアルしたもの。8月23日に配信された第1回では、ベストセラーエッセイ「バッド・フェミニスト」の著者であるロクサーヌ・ゲイがゲストとして登場した。
「女性にとって野心と健康は相容れないものではない」とアモルーソは話す。「これまでの成功の雛形は、主に白人男性のために白人男性によって作られたものです。私は答えを持っているわけではありません。ただ、対話を始めたいのです」
アモルーソはまた、10月に3冊目の著書「The Girlboss Workbook: An Interactive Journal for Winning at Life」を上肢する。
「22歳でブランド(ナスティ・ギャル)を立ち上げて以来、私は常にメディアに携わってきたと言えます。前回のブランドも今回のブランドも偶然から生まれたものですが、今回は意図的に立ち上げました」