TravelMateはGPSを内蔵しているため、万一の場合もスマホで位置を確認できる。完全自動走行させた場合のバッテリー持続時間は4時間だが、空港などで使用する場合は十分な時間といえるだろう。内部のセンサーで障害物を検知するため障害物にぶつかることもない。
また、「ストップ!」と呼びかけると停止するといった音声操作機能にも対応し、ユーザーが独自に作成したニックネームで呼ぶことも可能だ。
さらに荷物の重量を教えてくれるデジタルスケールや、指紋認証でロックを解除する機能もある。最大速度は時速約8キロで、将来的には音声アシスタントによるチケットの購入や、最寄りのレストランの通知にも対応するという。
TravelMateは3つのサイズが用意され、それぞれ499ドル、595ドル、695ドルで購入可能だ。開発元のTravelMate RoboticsのCEOのデビッド・ニアによると、この製品は米国のTSA認証を受けており、飛行機での旅に問題なく使用できる。また、内蔵のバッテリーも国際民間航空機関(ICAO)の基準に適合している。
TravelMateには今後、血圧や脈拍数を計測するヘルストラッキング機能の実装も計画中という。専用アプリは外部の開発者にオープンソース化されており、今後はサードパーテイーによって新たな機能が追加されるかもしれない。