この情報は、HMDの中国版ウェブサイトが誤って、未発表のNokia 8の告知ページを掲載したことで明らかになった。ページはすぐに非公開になったが、中国人ユーザーらがキャプチャーした画像が、今でもバイドゥのサイトで閲覧可能になっている。
ノキアの次のフラッグシップモデルと噂されてきた端末のデザインは、これまでのリーク情報と合致している。また、この端末が「Nokia 8」の商品名で発売されることもはっきりした。Nokia 8はツァイス(ZEISS)社製のレンズを用いたデュアルカメラを搭載し、7月31日の発売予定という。価格は公開されていない。
ノキアの新端末に関しては先日、動画サイトのVimeoで一時的に公式動画と思われるビデオが公開された。そこにはデュアルカメラ仕様の端末を含む4モデルが登場したが、HMDが正式にアナウンスしたのは3モデルのみとなっている。
ノキアは先日、カール・ツァイスで知られる世界有数のレンズメーカーのツァイスと独占的提携を結んだことを発表した。HMDはプレスリリースで、今回の提携は「スマホ業界の画像における新たなスタンダードを作る」ためだとした。
HMD傘下で再スタートをきったノキアは、高品質なカメラ性能でかつての栄光を取り戻せるのだろうか。スマホ業界では今後数ヶ月のうちにiPhoneの10周年記念モデル、さらにグーグルのPixel 2のリリースが噂されており、各社の競争は熾烈を極めることになりそうだ。