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photographs by Kazuya Aoki, illustration by Adam Cruft


JAEGER-LECOULTRE/Master Ultra Thin Perpetual

1907年にスリムウォッチで世界に名を轟かせたジャガー・ルクルトにとって、ルーツとも呼べる超薄型時計。そして、そこにパーペチュアルカレンダーを搭載したモデルである。

サンレイ仕上げを施したダイヤルが美しい。それにケース厚9.2mmという薄型でありながら、精度、防水、温度差、耐磁、耐衝撃などが、1000時間に渡って行なわれるC.O.S.C以上に厳しい検査をクリアした証である”マスターコントロール1000時間”の刻印が記されている。



(左)時間は太陽の動きから生まれ、暦は月の満ち欠けからつくられた、新月から満月を経て、再び新月に戻るまでの 1周期が1カ月のはじまりである。その周期は29.5日。ダイヤル上の夜空や月が描かれたプレートは、29.5日で半回転する仕組みになっている。

(右)このモデルに搭載された自社製造によるキャリバー868/1の厚さは4.72mm。これを収めたケースの厚さはパーペチュアルカレンダーを搭載しても9.2mmと、10mm切りを実現している。

ムーブメント:自社製キャリバー868/1 自動巻き
パワーリザーブ:38時間
ケース素材:ステンレスチール
ケース径:39mm
価格:2,075,000円
問い合わせ:ジャガー・ルクルト(0120-79-1833)

文=Ryoji Fukutome

この記事は 「Forbes JAPAN No.36 2017年7月号(2017/05/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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