勤務先が「従業員を大切にしているか」見極める10のヒント

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7. 「よくやってくれて、ありがとう」といった言葉は、社内のリーダーたちのボキャブラリーに含まれていない。会社からの通知は「未消化分の有給(病気)休暇を翌年に繰り越すことは、今後認めないこととする」など、常に簡潔で命令調だ。

8. 人事に関する諸規定は、従業員の自立的思考を抑圧するように設けられている。そのため、従業員は会社の許可を取らずに何かすることを恐れる。恐怖心を基盤とする組織の人事規定は、従業員を「能力と倫理観のある大人」ではなく、「わがままな子ども、あるいは犯罪者」のように扱っている。

9. 管理職はチームのメンバーについて「素晴らしい仕事をしてもらうために給料を払っている」と考えており、そのためメンバーを称賛することがない。

10. 「有害な」企業にはどれだけ長く勤務しても、社内でのキャリアアップについて相談に乗ってはもらえない。企業のそうした態度が従業員たちに送っているのは、「誰にでも代わりはいる。足元に気を付けろ!」というメッセージだ。

あなたの勤務先が、これらの兆候のうちいくつかを示していたとしても、すぐに転職先を探す必要はない。時間をかけて、自分は次に何をしたいのかじっくり考えてみよう。重要なのは、あなたを大切にしない会社に長く勤め続ける必要はないと認識することだ。

編集 = 木内涼子

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