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2017.03.24

「新国立競技場」建築家、隈研吾 カナダと東京に高級レジデンスを設計

左:「Alberni by Kengo Kuma」の外観イメージ 右:建築家 隈研吾

日本を代表する建築家、隈研吾。2020年東京オリンピックスタジアムとなる「新国立競技場」の設計者としてさらに注目が集まる中、その活躍の場は太平洋を越えたカナダにも広がっていた。

隈にとってカナダ初の作品となるラグジュアリーレジデンス「Alberni by Kengo Kuma」(2017年着工/2020年竣工予定)をはじめ、現在すでに6件ものプロジェクトを進行するパートナーは、バンクーバーを中心に、アメリカ、アジアにオフィスを構えるウェストバンク社。1992年、イアン・ガレスピーによってバンクーバーに創設以来、北米屈指の不動産ディベロッパーとして数多くの複合施設開発プロジェクトを手がけることで知られ、建設中のプロジェクトを含め、これまでに250億ドル以上に相当するプロジェクトを手がけてきた業界の急先鋒である。

同社は「クリーンで美しい街を育成する、アート性に優れた作品を創造する」ことをコアミッションとし、これまでにビン・トム、ジェームズ・チャン、アーサー・エリクソン、ビャルケ・インゲルスといった建築家をアサインする一方、マーティン・ボイス、デイル・チフーリなど数多くのアーティストと手を組んでのパブリックアートの設置。

さらに地元バンクーバーでは「クリエイティブエナジー」と呼ばれる独自の地区エネルギー事業を運営し、グリーンかつローコストなエネルギー供給を実現。地域とのコミュニケーション活性化やコミュニティーづくりにも腐心するなど、独自の哲学と美学を持つ唯一無二のディベロッパーとして、際立った存在感を示している。

「日本にはもう何十回と来ています。日本の伝統、文化、美意識には常に敬意を持ってきました。今回、そんな日本のスター建築家である隈研吾さんと一緒にプロジェクトを手がけられることになり、心の底から嬉しく思っています」

そう語るのは、ウェストバンク社のCEOを務めるイアン・ガレスピー氏。ハワイ・オアフ島に開発するリゾートのコンペで声がけしたことがきっかけで意気投合、先に実施の運びとなったのが、バンクーバーの「Alberni by Kengo Kuma」プロジェクトであった。

有機的かつ彫刻的な造形が目を惹く地上40階建てのタワーは、1,800平方メートルもの広さを誇るペントハウスを含む188戸の住居に加えて、レストランや各種小売店、日本庭園にインスパイアされたコミュニティガーデンを擁し、「ダウンタウンへのゲートウェイ」となるという。

「Alberni by Kengo Kuma」のビル基部のイメージ。光と風が通り抜ける緑の広場の様を呈し、人々に憩いを提供する。

ピロティによって開放された「Alberni by Kengo Kuma」の地表階。木組の意匠には日本らしい美意識が垣間見られる。

柱をえぐったようなデザインがシルエットにコントラストを生み、アルミのパネルを重ねたようなファサードが、光と影によって表情を変える様子は儚げな美しさを描き出す。宙に浮いたようなテラスは、木の素材感によって温かみと親しみやすさのある空間をもたらすとともに、建物の中と外の環境を柔らかく繋ぐ役割を果たす。

「人生は短い。だから隈さんのような優れた知性を持つ人間と、互いに刺激しあうような取り組みに集中したい。そう考えたんです。そうした矢先に、かつて当社で高層建築を建てた隣の敷地を入手することができました。隈さんにとっても、これまでで初めてとなる規模の高層建築を、北米の地で形にするということは大きなチャレンジになります。頼む/頼まれるの関係ではなく、『一緒に挑戦しよう』と声をかけ、このエキサイティングなプロジェクトをスタートさせたのです。初めてのことばかりで、お互いとにかく密なやり取りと、すり合わせの努力が必要でした。大げさでなく、普段の10倍の苦労がありますね(笑)」

ガレスピー氏はそう笑う。しかしその密なやり取りから、思いがけない副産物としての幾つもの新規プロジェクトが発生。バンクーバーのウェストバンク本社ビルにはすでに「空中庭園茶室」が誕生したほか、レストランなどのプロジェクトも同時進行しているという。さらには、同社にとって初となる日本でのプロジェクトも決まっている。

「もともと愛してやまない日本で、プロジェクトを手がけられることになるとは、隈さんとの幸運な出会いなしにはあり得ない話でした。敷地は東京の北参道。13戸のみという、バンクーバーと比べるとだいぶ小規模になりますが、そこに実現させる建築のクオリティは、むしろさらに洗練を極めたものとなり、我々にとっても非常に重要なマイルストーンとなるはずです。東京ではすでにこの次のプロジェクトも進んでいて、皆さんに詳細をお披露目できるのも間近のことでしょう。隈さんと我々の取り組みに、これからもぜひご注目ください」

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Promoted by ウェストバンク 文=大野重和

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