同社は、SAAS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)分野の企業としては最速のスピードで成長を遂げたとも述べている。
33歳のビリオネアであるヒューストンによると、ドロップボックスは世界で5億人のユーザーを抱え、20万社が有料のビジネス利用を行っている。ヒューストンは、同社の急速な成長が、近年の企業向けソリューションへの注力が生んだ「非常に強力なビジネスモデル」からもたらされたと述べた。
過去2年の間、ドロップボックスは私企業ながら10億ドルという巨大な評価額の正当化に苦しんできた。競合の企業向けクラウドサービスのBoxは、今年の売上高が4億ドル以上に迫り、時価総額は22億5000万ドルに達しようとしている。
未上場のドロップボックスに同様な計算式を当てはめると、直近の売上高をもとにした同社の企業価値は50億ドル(約5,680億円)から60億ドルに達することになる。