ただ、こうした自然派の化粧品を好む人たちがいる一方で、「最新・高級」の化粧品を好む人たちもいる。そのため同社は、専門家を含む2つのチームを組織。それぞれの顧客層に対応する商品選びを行っているという。
課題はネット販売との競争
オーガニック化粧品を専門に扱うネット販売のスタートアップ、フォレイン(Follain)やクレド(Credo)などに加え、自社製品をネット販売するブランド、さらにはアマゾンとの競争にも直面するノードストロームは、自社サイトでのオンライン販売にも力を入れている。
ネット販売を好む人たちのため、同社は商品選択の利便性を向上させる新たな機能を導入。「バラベン、香料、着色料などが使用されているものを候補から除外するためのチェックボックスを採用した」。
ただ、自社サイトを含め、化粧品のネット販売を行う各社は全て、ノードストロームの実店舗にとって難しい状況を生み出す存在だ。だが、それでもマドックスは、消費者の中にはネット上で調べて購入するよりも、販売する側が調べ、選んで店頭に並べる商品を実際に見て買うことを好む人もいると確信している。
「実店舗であれネット販売であれ、重要なのはお客様に選択肢を提供することだ」という。