<映画・エンターテインメント>
タイラー・オークリー(27)デジタルスターコメディアンでLGBT活動家のオークリーは、ユーチューブで810万人のチャンネル登録者に向け、トークショー風の動画を配信。話題はセレブの色恋沙汰や人気動画などの軽いものから、政治や性の問題といった重いものまで多岐にわたっている。
2015年にはエッセイ集「Binge」がニューヨーク・タイムズのベストセラーに。また、LGBTの若者向け自殺防止ホットライン「トレバー・プロジェクト」への寄付活動でこれまでに100万ドル以上を集めた。オークリーは「ユーチューブは世界中の人々が、孤独を打ち消すための場所だ」と語っている。
<法律・政策>
ホープ・ヒックス(28)ドナルド・トランプ選挙対策チーム/広報担当者ヒックスはニューヨークのコンサルティング会社でPRのキャリアをスタートさせた後、担当顧客だったトランプの不動産会社「トランプ・オーガニゼーション」に引き抜かれ、大統領選では選挙対策チームの広報担当者としてトランプの破天荒な言動を擁護し続けた。現在は、その功績が認められて次期トランプ政権でも何らかの役職を得ることを期待している。
<製造・工業>
ショーン・ピーターソン(26)StrongArm Technologies/創業者ニューヨーク州ブルックリンのStrongArm Technologies社は、工業労働者が負傷リスクを軽減するため体に装着するハイテクサポーターを開発し、1着275~630ドルで販売している。建設業で働く父を持つピーターソンは、ロチェスター工科大学で製品デザインを専攻中、起業のアイデアを得た。同社はこれまでに投資家から450万ドルの資金調達に成功している。
<マーケティング・広告>
ジェームズ・ヘラー(29)Wrapify/共同創業者幼少期からドイツ製の高級スポーツカーにあこがれていたヘラーは、自家用車へのラッピング広告と引き換えに一般ドライバーに月平均350ドルの報酬を払うスタートアップ企業「Wrapify」を立ち上げた。ラッピング広告は目新しい市場ではないが、同社はドライバーに新着の広告案件を自動通知するアプリや、広告主に向けて広告の露出度をリアルタイムで知らせるサービスを提供。登録ドライバー数は27都市に3万5,000人おり、広告主にはアンハイザー・ブッシュやペトコ、イーベイなどがある。
<メディア>
ダニエル・ホートン(28)Lonely Planet/CEOホートンは、ウェスタンケンタッキー大学を卒業して3年後の2013年、40年以上の歴史を持つトラベルガイド「ロンリープラネット」出版社のCEOに就任。すぐさまガイドブック部門で大幅な人員削減を実施し、デジタル事業に焦点を切り替える改革を行った。結果、就任から1年後、総収益におけるデジタル事業の割合は30%となり、書籍の売り上げも27%増加した。
<音楽>
Gallant(25)ミュージシャン2012年にニューヨーク大学を卒業し、ロサンゼルスに拠点を移したシンガーソングライターのGallant(ガラン)は、「Weight In Gold」でブレーク。R&Bとオルタナティブロック、ソウル、エレクトロニックを融合した独特のサウンドを作り上げた昨年のデビューアルバム「Ology」は、今年のグラミー賞で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にノミネートされている。