「ベルルッティ」というブランドは、たくさんの数字でヒモ解くことができる。とくにさまざまな工程を経て作られるビスポークは、その宝庫ともいえる。シュール・ムジュールは4つの手、つまり、シューメーカーとカスタマーの両手からなる作業といわれている。
靴底、裏地の色、シューツリーを決めたあとは、レザーの選択。その後はタトゥー、掻き傷、イニシャル、パティーヌなど多種多様なカスタマイズ工程に移る。
250/靴型職人、型紙職人、裁断職人、製甲職人…。完璧なものを作り上げるためには、さまざまな分野の専門家たちが、あわせて250工程もの作業をする。
50/1足の靴を作り上げる製造期間はおよそ50時間(ブーツの場合は150時間)。なかでも皮革を縫い合わる縫製作業には、半分以上の30時間を要する。
3/アトリエに3人しかいない靴型職人が特別な粗削りナイフで少しずつ削り、採寸したサイズに合わせてスーリエの足型を形作っていく。
12/靴作りに携わるシューメーカーは12人。その職人が、新宿伊勢丹メンズ館1階で行われるポップアップストア(11/23~12/6)期間中に来日予定。