しなやかに街を走る「ランドローバーの現在形」[クルマの名鑑 vol.3]

ランドローバー レンジローバー・スポーツ HST (photograph by Tsukuru Asada)


第二次世界大戦後、英国政府が経済を立て直すべく自動車を積極的に輸出するよう奨励した際、戦後の荒れ野原を自在に走れる頑丈な4WDモデルを作ろうとしたのがランドローバーというメーカーの始まりだ。

その本格的な悪路走破性は、1948年にアムステルダム・モーターショーで登場した初代ランドローバーから変わることなく受け継がれており、英国王室から長らく支持されている。

なにしろ、初代ランドローバーから数えて、レンジローバー、ディスカバリー、ディフェンダー、フリーランダー、イヴォークと、すべてのランドローバーが王室紋章を掲げることを許されている。初代から数えて4種の王室紋章を賜っていることに加えて、現在、3種のロイヤルワラントを授かる自動車メーカーはランドローバーだけだ。第一号車から途絶えることなく、ロイヤルワラントを戴き続ける唯一の自動車メーカーである。




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駆動形式 : 4輪駆動
全長 : 4,855mm
全幅 : 1,985mm
全高 : 1,800mm
最高速度 : 210km/h
価格 : ¥11,620,000(税込)
問い合わせ : ランドローバーコール 0120-18-5568

文=青山鼓

この記事は 「Forbes JAPAN No.28 2016年11月号(2016/09/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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