ダイエットと運動を記録する人気アプリLose Itは先週アップデートを実施。写真に撮った食べ物を判定し、カロリーを教える機能を実装した。
Lose Itの基本概念は食事や運動の記録を残すことが、健康を促進するというもの。その作業を簡単にし、コミュニティとつながることが効果を増大する。Lose Itのデータベースには700万項目のアイテムが登録され、写った食べ物が何かを判定。栄養データを通知し、日々の栄養摂取状況を把握する。
モチベーション向上のため、ユーザーはアプリ内で友達を見つけ、各自のダイエット目標についてチャットすることも可能だ。
同社でヴァイス・プレジデントを務めるElyse Winerは、過去にフォーブスの若手起業家リスト「30アンダー30」にも選ばれた人物。「記録を残し、コミュニティのサポートを得ることで、効果的なダイエットが可能になるのです」とWinerは言う。
アメリカ国立衛生研究所のテストでもLose Itの効果は実証された。このアプリを頻繁に使うユーザーの72.7%が、ダイエット効果を実感している。
今回導入されたSnap It機能は食事の記録を簡単にとれるようにするもの。最終的には写真で即座に栄養情報が通知・記録されることを目指すが、現時点ではまだそこには達していない。
現状ではベーグルを撮影した場合、アプリが「サンドウィッチ」や「チーズケーキ」といったタグをサジェストする。ユーザーはそれを確認した後、データを記録するのだ。「ベーグルに低脂肪クリームチーズが載せてあり、カロリーは通常のチーズの半分」といった詳細情報も追加できる。
このアプリに搭載されたテクノロジーは「フェイスブックの顔認識機能に少し似ている」とWinerは言う。画像イメージからアプリが大まかな情報を取得し、人力で確認作業を行なった後、登録を行なう。認識機能は時間を経て、改善されていくという。
Lose Itの月間アクティブユーザーは現在約300万人。ユーザーの助けを借りて認識能力を向上させ、完璧な認識機能に仕上げることがゴールだとWinerは話した。