ガイゲルは後にバムブローガンと共に辞職するが、バムブローガンによると経営陣は二人を仲たがいさせることに成功し、ガイゲルはバムブローガンの後任としてエンジニア部門の責任者に就任した。
バムブローガンらは、ピシェーバーとロンスデールは会社を我が物顔で支配する一方、エンジニアチームを軽んじたと主張している。「ピシェーバーとロンスデールは、ハイパーループ・ワンのエンジニアや社員の大半がスタートアップの資金調達に関する知見をもっていないのをいいことに、自分たちだけで会社を支配する体制を築いた。現在は、二人だけで議決権の78%を保有している」と訴状には記されている。
バムブローガンの弁護人を務めるジャスティン・バーガーは、訴状に記載されている以上のことはコメントできないとしている。訴状は数日中に正式受理される見込みで、ハイパーループ・ワン側は30日以内に抗弁を行わなければならない。
(注記:ハイパーループ・ワンの広報担当ヴァイスプレジデントを務めるブルース・アプビンは、5月6日までフォーブスで編集幹事を務めていた)