フォーブスが6月1日発表した同ランキングには人気TV司会者のオプラ・ウィンフリー(資産額31億ドル)やファッション業界からはトリー・バーチ(7億5千万ドル)やダイアン・フォン・ファステンバーグ(3億4000万ドル)、音楽業界ではマドンナ(5億6千万ドル)やバーブラ・ストライサンド(3億7千万ドル)、ビヨンセ(2億6500万ドル)らが顔をそろえている。(カッコ内は資産額)
10代でカントリー歌手としてデビューしたテイラーは、世界を代表するポップスターに成長した。5枚目のアルバム「1989」は370万枚のセールスを記録し2014年、全米で最も売れたアルバムになった。2015年の彼女の年収は8000万ドル(約87億円)と見込まれている。1989のワールドツアーでは2億5000万ドル(約273億円)の売上を生み出した。
テイラーは台頭するストリーミング業界に対し、ミュージシャンの権利を主張する存在としても注目を浴びた。スポティファイからは楽曲を引き上げ、アップルに対しても臆することなく自身の主張を述べた。昨年6月のアップルミュージック立ち上げ当初、アップルは「3ヵ月間の無料トライアル期間中の再生に関しては、ロイヤリティを払わない」方針を打ち出した。これに対しテイラーはブログの公開レターでこう述べた。
「私たちはタダのiPhoneが欲しいなんて頼んだことは無い。だから、お願いだから、私たちの音楽を無料で提供して欲しいなんで言わないで欲しいの」
アップルはこれに対して即座に反応し、その後ロイヤリティの支払いを決定した。それ以来、若きテイラーは業界でも一目置かれる存在になり、今後もさらなる活躍が期待されている。