ウィリアムスは現在、自ら創設したストリートファッション・ブランド「ビリオネアボーイズクラブ」や「アイスクリーム」を手掛けている。
オランダのデニムブランド、ジースターとウィリアムスはこれまでも、共同で事業を行ってきた。2014年にはファレルが共同で創設したサステイナブル・ファブリック企業、「バイオニック・ヤーン」(Bionic Yarn)がジースターと共同で、持続可能なファッションに焦点を当てたプロジェクトを実施。ジースターによれば、今回のファレルの共同CEO就任も、主な目的は持続可能性の維持とイノベーションだ。
ジースターの最高マーケティング責任者は、「ファレルには、製品に関するアイデアを生み出し、持続可能性に関する新たなビジョンを描き、新たなブランド経験の提供の機会をつくり、当社の事業のあらゆる側面において、境界線をさらに押し広げていってもらいたい。それによって、我々は今後も革新的な企業であり続けたい」「デニムの将来を共に再考するために、当社にファレルを迎えることに、本当に胸を躍らせている」と述べている。
米国ファッション協議会(CFDA)が主催する「CFDAファッション賞」のファッションアイコン賞の受賞者でもあるウィリアムスは、数年前からモンクレールやルイ・ヴィトン、モワナ(MOYNAT)など、さまざまな高級ブランドと共同でプロジェクトを行ってきた。