GoProの売上高は4億3,660万ドル(約510億3,000万円)と、前年比31%の大幅減。アナリスト予想の4億9,600万ドル(約580億円)も大幅に下回った。
GoProは主力商品、Hero4 Sessionの価格を引き下げたが、年末のホリデーシーズンも売り上げは不調。更なる業績の悪化を受け、先月7%の人員削減を発表した。同社にはドローンやヴァーチャルリアリティー(VR)商品で巻き返しを図るとの期待もあるが、今回の決算報告を見る限り、それは遠い道のりだ。
GoProは今四半期の売上高を1億7,000万ドル前後と予測しているが、これはアナリストが業績回復の目安と示唆する2億9,800万ドルに到底及ばない。
会社の展望について、ニック・ウッドマンCEOは、ユーザーのストリーミングビデオを活かせるメディア企業になりたいとし、次のように述べた。「昨年後半、カメラの売上が伸び悩みました。この経験から、我社の製品の利用者が、撮影した動画をハードディスクに移して編集する作業を、より簡単にするソフトウェアの開発が必要だと認識しました」
また、同社は幹部の交代についても明らかにした。過去2年間、同社のCFOを務めたJack Lazar氏の後任として、昨年同社に加わったばかりの元クアルコムの幹部役員Brian McGee氏が、3月から同職位に就くという。