マーケット

2026.11.05 08:30

米中間選挙の「民主党勝利」でテスラ・スペースX・AI関連株が下落、市場全体は上昇

Michael M. Santiago/Getty Images

Michael M. Santiago/Getty Images

BRANDVOICE | Paid Program

もっと見る>

中間選挙で民主党が上下両院の主導権を握り、ドナルド・トランプ大統領も選挙結果を受け入れる姿勢を示したことで米国時間11月4日の株式市場ではダウ平均株価が1500ドル以上値上がりした。ただその一方で、AI関連企業の株価は打撃を受けている。

この日の終値は、ダウ平均が3%高、S&P500種株価指数が1.6%高、ナスダック総合指数が1.4%高となった。

AI関連株に売り、データセンター規制が強まると警戒

多くのAI関連株やデータセンター関連株が下落した背景には、データセンターに対する規制強化が迫っているとの懸念が強まったことがある。たとえばテキサス州では、知事選で当選した民主党のジーナ・イノホサがデータセンター建設の即時凍結を公約に掲げている。

こうした懸念からオラクルは2%近く下落し、コアウィーブは10%近く、エヌビディアも3%下落した。

テスラとスペースXも下落、トランプ・メディアは25%近く急落

テスラとスペースXの株価も、それぞれ約3.3%安、約3.8%安で取引を終えた。両社はいずれも今回の中間選挙で共和党支援に4億5000万ドル(約720億円)近くを投じたイーロン・マスクが率いており、民主党が勝利を収めたテキサス州に本社を置いている。

また、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価は25%近い急落で取引を終えた。同社はその前日、TAE Technologiesとの合併完了に向けて一歩前進したばかりだった。

再生可能エネルギー株が上昇、医療保険株と病院株も買われる

一方、再生可能エネルギー関連株は取引開始直後から買われて高値で引け、ファースト・ソーラーが約4.3%高、プラグ・パワーが3%高、サンランが1.2%高、ネクストパワーが11%高となった。テキサス州の上院選で当選した民主党のジェームズ・タラリコや、ジョージア州のジョン・オソフ上院議員(民主党)らがクリーン電力の発電拡大をはじめとする数々のクリーンエネルギー施策を推進すると公約しており、政策転換への期待が追い風となった。また、民主党が議会の主導権を握ることが確定したことを受けて医療保険会社や病院運営会社の株価も上昇し、モリナ・ヘルスケアが約9%、センティーンが約13%、HCAヘルスケアが10%高で取引を終えた。

次ページ > 共和党に巨額献金したマスク、資産が30分で約5兆6300億円減少

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事