米国時間11月3日、エヌビディアはアップルから時価総額で世界首位の座を奪還した。アップルは10月30日にエヌビディアを抜いて首位に立ったばかりだったが、第4四半期決算がおおむね市場予想を上回ったにもかかわらず、売上総利益率の見通しが嫌気されて株価が下落し、わずか数日で首位の座を明け渡すこととなった。
数日間にわたる下落の後に半導体株が反発するなか、エヌビディアの株価は米東部標準時3日午前11時55分時点で約3%上昇し、時価総額は5兆200億ドル(約797兆円)に達した。
米国企業として初めて時価総額1兆ドル、2兆ドル、3兆ドルの大台を突破してきたアップルは、10月30日の取引終了時点でエヌビディアを抜いて時価総額首位に立った。しかし、11月3日午前11時55分時点で株価が2%下落し、それに伴って時価総額も4兆8300億ドル(約767兆円)に減少したことで、その首位の座を失った。
アップルの第4四半期決算は、売上高、EPS(1株あたりの純利益)、iPhoneの売上高のいずれもが市場予想を上回った。しかし決算説明会のなかで、今四半期の売上総利益率が第4四半期の47.9%から45〜46%へと低下するとの見通しを示したことで、株価は下落に転じた。
エヌビディアは昨年10月に史上初めて時価総額5兆ドル(約794兆円)を突破し、先月初旬にはアナリストから数週間以内に6兆ドル(約952兆円)に達するとの予測も出ていた。しかし、10月はAI関連株や半導体株にとって値動きの激しい月となり、エヌビディアも同月中に時価総額を約8350億ドル(約133兆円)減らしている。
エヌビディアは2025年6月にマイクロソフトを抜いて以来、ほぼ一貫して時価総額世界首位の座を維持してきた。例外となったのは、今年7月の一時的な逆転や、アップルの新型折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」が発売された10月23日午前の数分間、そして10月30日午後から11月2日までの数日間だけだ。



