アップルが発表した2026年会計年度第4四半期(7〜9月期)のiPhone売上高は、576億ドル(約9兆1000億円)に達した。これは、ジョン・ターナス新CEOの体制下で初となる四半期決算であり、時価総額世界首位の座を奪還した同社にとって、先行きへの期待感を裏付ける結果となった。
アップルが発表した2026年第4四半期の売上高は1145億ドル(約18兆1000億円)となり、アナリスト予想の1134億ドル(約17兆9000億円)を上回り前年同期の1025億ドル(約16兆2000億円)から12%増加した。1株当たり利益(EPS)は2.10ドルとなり、アナリスト予想の1.99ドルを上回った。
「iPhone 18 Pro」の発売後最初の8日間を含むiPhoneの売上高は約576億ドル(約9兆1000億円)となり、ウォール街の予想である566億ドル(約8兆9400億円)を上回った。
アップル株は決算発表直後の時間外取引で1%下落した。同日の通常取引は1.8%安の338.32ドルで終えていた。
時価総額世界首位に返り咲いたアップル
アップルは米国時間7月28日、時価総額が5兆ドル(約790兆円)を超えた史上2番目の企業となった。米国時間11月2日の終値時点での時価総額は4兆9400億ドル(約780兆円)で、米国時間10月30日にエヌビディアから首位の座を奪還し、現在は世界で最も価値のある企業となっている。
同社はまた、時価総額が1兆ドル(約158兆円)、2兆ドル(約316兆円)、3兆ドル(約474兆円)に達した初の企業でもある。7月の一時期と、アップルの新しい折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」が発売された米国時間10月23日の朝のわずか数分間を除けば、エヌビディアはマイクロソフトを抜いた2025年6月以降、世界で最も価値のある企業の座を維持してきた。ターナスCEOは、約15年にわたり同社を率いたティム・クック前CEOの後任として、9月1日に同社のCEOに就任した。
アップルの業績は、厳しい10月となったハイテク分野全体の株価にとって極めて重要だ。人工知能(AI)に多額の投資を行っているアルファベットやメタといった他のハイテク大手に比べて、アップルは過度な巨額設備投資を抑えてきた。しかし、メモリーチップ価格の上昇により、多くの同社製品の価格が押し上げられている。
アップルの新しい折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」の価格は1999ドル(税込36万4800円)からとなっているが、販売開始は同社の2027会計年度第1四半期であったため、このモデルからの売上高は第4四半期の数値には含まれていない。



