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2026.11.03 12:15

約30%急落したインテル株に約20%上昇余地、受託製造の大口契約が鍵を握る

Sundry Photography - stock.adobe.com

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インテルの株価は、2026年第3四半期決算の発表後に約30%下落した。第4四半期売上高の会社予想が、予想レンジの中央値でアナリスト予想を15億ドル(約2370億円)下回ったためだ。経営陣は2027年に多額の投資を行う方針も示した。事業で得た現金から設備投資などを差し引いたフリーキャッシュフローの黒字化も、さらに遠のいた。AI投資の成果を数字で示すよう求める投資家が増える中、業績見通しへの失望が売りを招いた。ただ、株価の急落によって半導体製造事業の立て直しで進む改善が見過ごされた可能性もある。

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インテルは7ナノメートルと10ナノメートルの製造プロセスで開発が大幅に遅れ、半導体製造での主導権と顧客の信頼を失った。従来の製造プロセスで起きた遅延から脱しつつあるものの、信頼回復は容易ではない。半導体の受託製造事業を支える大口の外部顧客の獲得に苦戦している。目に見えにくい顧客の信頼回復は、インテルの経営再建を左右する重要な要素となっている。

インテルの先端半導体製造が前進、歩留まり改善でコストも約40%低下

半導体製造の進歩は、歩留まりの改善にも表れている。歩留まりとは、製造した半導体のうち良品が占める割合を指す。製造プロセスのIntel 3とIntel 18Aはいずれも歩留まりが再び改善し、Intel 18Aの改善率は2桁に達した。最高財務責任者(CFO)のデイブ・ジンズナーによると、Intel 18Aの製造コストは2026年第1四半期以降、約40%低下した。両プロセスのウエハー生産量も社内予想を上回った。

先端製造プロセスのIntel 18A-Pも、2026年末の投入に向けて予定どおり進んでいる。最初はインテル自身の半導体を製造するために使い、とりわけ今後登場するデスクトップ向けプロセッサー群「Nova Lake」に採用する計画だ。

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Intel 14Aの設計キットを提供、顧客による採用確約は未公表

Intel 14Aでは、2026年10月に一部の顧客へプロセス設計キット(PDK)のバージョン0.9を提供した。PDKは半導体の設計に使う資料やツールをまとめたものだ。歩留まりと性能は業界標準の基準を満たしている。経営陣は複数の顧客候補と手応えのある協議を進めていると説明したが、採用の確約は公表していない。

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